パーツ別に考えるパソコンパーツの選び方(1)

すべてに共通するパソコンパーツの選び方

まず、CPUを例に挙げてみましょう。CPUの値段の付け方ですが、安い物から高い物まで数万円という大きな差があります。もちろん、値段が高いほうが性能が高くて安いほうが性能が低いというのはまず間違いありません。しかし、必ずしも値段を高くした分だけ比例して性能が上がるかというとそうでもありません。インテルなどは、1番高性能なCPUは10万円以上する物も製品ラインナップに並びます。実際そんな高価なCPUを買う人は少なく、2万前後のCPUが1番の売れ筋になると思いますが、単純に10万円するCPUが2万円のCPUの5倍の性能を発揮するかといえば、それは絶対にありません。このことからわかるように、性能と値段のバランスのとれた製品を選ぶ目を養わなければなりません。それは、すべてのパソコンパーツの購入に対して言えることです。またパソコン関連製品は、昨日買った物が今日は半額近い値段になってしまったというようなことも頻繁に起こります。しっかりと下調べをして、納得いく買い物が出来るように心がけましょう。

CPUの選び方

CPUを選ぶときは、大きく2つに分けられます。それは、Intel(インテル)を選ぶかAMD(エーエムディー)を選ぶかです。
まずインテルは、Core2QuadCore2DuoPentiumDual-CoreCeleronなど性能や価格に応じて、数種類のCPUを発売しています。同じくAMDもAthlon64×2Athlon64Sempron等のラインナップをそろえています。また同じCore2Duoでも動作周波数が違うモデルが多数あり、選ぶときにどれを選ぶべきか悩むと思います。
もし、予算に余裕があってパワーのあるパソコンが欲しいならば、Core2Duoをおすすめします。雑誌などの売り上げランキングなどを見るとわかると思いますが、2万円〜3万円あたりが売れ筋なのではないかと思います。今なら、2.66GHz(2008年4月現在)が売れ筋です。そこまで、予算をかけたくないという人は、Athlon64X2やCeleronを買うのが無難なのではないでしょうか。

マザーボードの選び方

次にマザーボードを選びましょう。CPUをどれにするか決めたら、おのずとどのマザーボードを買うことになるか決まってきます。まずは、ソケットをCPUとマザーボードで一致させないと物理的に搭載させることができないので、ソケットを確かめます。Core2DuoならばLGA775、Athlon64X2ならばSocketAM2対応のマザーボードを買わなければいけません。
そして、欲しいメモリの規格はマザーボードが対応しているか(DDR2-800のようなチップの規格等で判断する)も確認します。
グラフィックカードについては、今売っているグラフィックカードはほとんどPCI Express x16という規格ですので、PCI Express x16対応のマザーボードを買えば問題ありません。ただ、PCI Express 2.0という規格が出てきていますので、グラフィックカードとマザーボードの規格が違うときは、メーカーのホームページで対応しているかを調べてください。あと、グラフィックカードを別途買う必要の無い人は、オンボードでグラフィック機能を搭載している物がありますので、それを購入すればグラフィックカードにかける予算を浮かすことができます。
PCIスロットとPCI Express x1スロットの数や、ATASATAの数は、自分の使用用途に合わせて適当な数を選んでください。古いパーツを使う人は、PCIとATAの数を増やしたほうがいいかもしれません。
そして、その他の拡張機能、USB2.0やIEEE1394、eSATA、LANなどは多いにこしたことはありませんが、コストカットするならばこの辺りの数を減らすと安く上がります。
メーカーとしては、ASUSTeKGIGABYTEが有名なのではないでしょうか。初心者でBIOSの更新などに不安を覚える方は、GIGABYTEがいいかもしれませんね。

メモリの選び方

メモリを買う時の注意点は、マザーボードが購入するメモリに対応しているかを調べる事です。チップの規格などで調べましょう。その他には、バルク品にするべきかしないべきかですが、バルク品でいいと思います。リテール品に比べるとかなり安いですし、初期不良の場合ならショップは交換してくれます。ただ、デュアルチャネルでメモリを使用する時や後々増設するときは、同じ型の物を使用しなければいけないため気を付けなければなりません。メモリは今安いですから、大容量にしてもいいかもしれません。

グラフィックカードの選び方

グラフィックカードは、使う人によって大きく差が出るパーツかもしれません。普通に画面が映ればいいというような人ならば、1万円を切る1世代前の物や、マザーボードにオンボードの物を使えば買わなくてもすむ場合もあります。逆に、3Dゲームをバリバリする人は、こだわりが強く出るパーツで、何万円も出して買ってしまう人もいるでしょう。また、WindowsVistaは比較的高性能なグラフィックボードを要求するので、Vistaを導入したいと思っている人は、あまり安い物を買うとVistaの目玉機能のAero(エアロ)が快適に使えないなど問題が出てきます。
そして、グラフィックカードを購入するときに重要なことは、NVIDIA製のグラフィックチップを搭載した物、AMD製のグラフィックチップを搭載している物どちらを買うかを決めることです。特徴としては、NVIDIAはグラフィックドライバを頻繁に出しトラブルが起きたとき対応できる可能性が高いです。一方、AMD製は1歩NVIDIAに遅れをとっているように見えます。
後気をつける事は、これからパソコンを新しく組む人は、間違えてAGP対応のグラフィックカードを買わない事です。それとDVI(デジタル出力)接続かD-Sub15ピン(アナログ出力)接続か、グラフィックボードとディスプレイがそれぞれどちらに対応しているかを確認しておかないと、差込口が合わないという事も起きかねないので注意して下さい。3Dゲームをする人ならば、VRAM(グラフィックメモリ)が十分にあるかもチェックしておかないと購入してすぐにゲームの必要動作環境に足らなくなったら大変です。これらのいくつかの注意事項を十分に下調べしておいて下さい。
使う人によって使用用途が違うので一概には言えませんが、将来のことも考えて、nVidiaのGeForce8600GT(2008年1月現在)のようなミドルレンジのグラフィックカードを買っておけば、値段もそれなりで済み、3DゲームやWindowsVistaも程よく動作し、納得がいくのではないでしょうか。

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